・まるで百科事典のような凝ったテクスチャード仕様のマットブラック見開きボックス ・テープ台座は白のプラ仕様で実に丁寧な仕事ぶりは昭和黄金時代を彷彿とさせる ・フロントにタイトル「SIDE by SIDE VOL.2」銀シール貼付け(画像参照) ・背表紙もタイトル銀シールと dbx ENCODED TAPEの銀シール貼付け(画像参照)
『SIDE BY SIDE』シリーズは、A面をウイーンの名器ベーゼンドルファー、B面をハンブルグの生んだスタインウェイで収録しているという贅沢な趣向。楽器とホールにあわせたアレンジの妙、そして菅野沖彦氏の録音が出会った稀な名盤が「SIDE by SIDE」シリーズ。八城一夫は、硬質なタッチから繰り出す最高にスウィンギーなプレイで、戦後ジャズ・ブームに大活躍したピアニストで、自身のカルテットには若かりし頃の渡辺貞夫(as)も参加。
1)She's funny that way03:51・・・ベーゼンドルファー 2)If I had you04:27・・・ベーゼンドルファー 3)Again02:55・・・ベーゼンドルファー 4)C'est magnifique02:55・・・ベーゼンドルファー 5)Lover man06:54・・・スタンウェイ 6)Joy spring06:22・・・スタンウェイ
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Kazuo Yashiro Plays Bosendorger & Steinway
( AUDIO LAB.■ 制作 株式会社オーディオ ラボ ALT-38 定価15,000円 1975年録音 Reel to Reel Tape )
・レコーディングディレクター&ミキサーは菅野沖彦
・ミキシングコンソール:QUAD Eight LM-6200
・マスターレコーダー:Scully 280
・ノイズリダクション:dbx 187
・使用テープ:スコッチ #206
他いろいろ
・テープ台座は白のプラ仕様で実に丁寧な仕事ぶりは昭和黄金時代を彷彿とさせる
・フロントにタイトル「SIDE by SIDE VOL.2」銀シール貼付け(画像参照)
・背表紙もタイトル銀シールと dbx ENCODED TAPEの銀シール貼付け(画像参照)
・小さな「dbx」シルバーシール貼り付け
・基本的に同社のオリジナルテープはすべてdbxエンコーデッドされた38cm/sテープ。
・ダビング時にはス タッフがモニタリングしながら1本ずつコピーしている。
音像・音圧・レンジどれも申し分なし
マスター巻きにて保存
当方の試聴システム 画像
【オーディオ評価】
- Killer Sound -
VOL2レコードA面はピアノ、ベース、ギターのトリオ演奏。繊細かつ硬質なタッチでベーゼンドルファーの艶やかで際だつ音色が楽しめ、レコードB面は、ピアノ、ベース、ドラムのトリオ演奏にかわり、ここでは、スタインウェイから繰り出されるスインギーな演奏が余すことなく伝わってきます。
八城一夫ピアノトリオが、歯切れ良く低音から高音まで、歪みなくスイングしている
原田のオッサンの胴鳴りウッドベースは丹田に響き堪りませんね〜
レコード10曲、テープ版は6曲
八城一夫トリオ(原田政長(b), 五十嵐武要(ds)))+潮先郁男(g)
1)She's funny that way03:51・・・ベーゼンドルファー
2)If I had you04:27・・・ベーゼンドルファー
3)Again02:55・・・ベーゼンドルファー
4)C'est magnifique02:55・・・ベーゼンドルファー
5)Lover man06:54・・・スタンウェイ
6)Joy spring06:22・・・スタンウェイ
以下ネットの秀逸なコメントから
■ベーゼンドルファーの音が楽しめる、レコード1〜6曲目
ベーゼンドルファーは、何回か経営難に陥り、2008年にヤマハの子会社となった。ジャズ界においては、オスカー・ピーターソンが「ベーゼン弾き」としてよく知られている。 ベーゼンは楽器に心があるかのように、「こう弾きたい」っていう志があると「こうしてみるといいよ」と、楽器が教えてくれたり、何も考えないで弾くと、とても酷い音がするというように、奏者を成長させてくれる楽器とのこと。私は、弾けないので分かりませんが。 ここでは、3曲目の”So Tired”が好きなので、印象を。ピアノ、ベース、ギタートリオ ゴージャスなイントロの後、テーマから入るが、ベースとアコースティックギターのリズムセクションがいいサポートをして、トリオの妙味がある。途中、エレキギターのソロがあるが、軽い感じで洒落たメロディ弾き流し、オールドファッションドだが、癒される。また、ピアノに戻り、テーマをしばし。ピーターソンとガーナーを混ぜて、和風の調味料を加えたような、美しいアドリブフレーズである。ピアノの洒落た節回しでエンディング。左にベース、中央奥にピアノ、右にギターである。これを、620A系で聴くと、きっちり、その場所に聴こえてくる。
■スタンウェイの音が楽しめる、レコード7〜10曲目
スタンウェイは、上手い人はもちろんのこと、そうでない人が弾いてもそこそこゴージャスな音がするので、自分のアイディアを試すにはいいとか。 ここでは、私がこのアルバムで一番大好きな、9曲目の”Joy Spring”の印象を。ピアノ、ベースのデュオ。これ、ベーゼンでも聴きたかったなあ。 ミディアムテンポの陽気なテーマで始まる。ベースのリズムが心地よい。ここからは、掛け合いでアドリブが進行する。ピアノのアドリブに寄り添うベースのリズムが実に聴いていて楽しい。まるで、楽しそうに2人が会話を楽器で楽しんでいるよう。ベストといえる、間でお互いが、お互いを埋めあっている。デュオの醍醐味。途中のベースソロでは、ピアノが、リズムセクションとなり上手く掛け合っている。最後は、ピアノに戻り、エンディングは、テーマをピアノが流しつつベースが合いの手を打ちつつ寄せる波のように何回も寄せて終わる。粋だなあ。左奥にベースで、中央前にピアノで、きっちり定位はその通り聴こえる。
■世界三大ピアノ
上記2つのピアノにベルリンのべヒシュタインを入れて、よく知られる三大ピアノになる。べヒシュタインは、ピアノのストラディバリウスとも呼ばれ、リストやドビッシーやジャズでは、チック・コリアが絶賛した。しかし、2002年韓国の楽器メーカー・サミックと提携することになった。提携とはいうものの、本によっては、子会社化したと書いているものもある。これは、第二次大戦によって工場は跡形もなく焼け落ち、戦後再建はされたものの50年も前からアメリカのボールドウィンの傘下に入るなどして命脈を繋いだ。その後はドイツ人の手に経営が取り戻されたものの、往年の栄華を取り戻すまでには至らぬまま、韓国メーカーとの提携に踏み切った。サミックの資力と販売網(そして恐らくは大量生産の技術も)を活用しようという目論見かもしれない。今では、韓国で作られたアカデミーシリーズなるものもあるようです。また、近年の独製のべヒシュタインのグランドも昔の良いものとは音が違うと言う意見もある。この様な事情は、ベーゼンがヤマハの子会社となったのと似たようなもので、スタンウェイも普及品の製造販売を決断し、ボストンピアノが生まれたが、これは、カワイ楽器の製造であり、近年ではさらにその下を担う中国製のエセックスが登場した。尚、この世界三大ピアノを、日本では唯一、杉並公会堂が所有している。
【ボックス】擦れスクラッチなく抜け裂け等もないシッカリした重厚な美品状態。 EX
♬ 外箱すべてに擦れなく綺麗ですが表正面中央にドットの当たり痕がありますが目立ちません。
♬ 背のdbxシールに剥がれあり(画像)あり
♬ 蝶番部は剥げなくシッカリくっついています。
♬ ♬ ♬ 総合評価 EX - ♬ ♬ ♬
【リール】部分的に「曇り」ありますが、擦れスクラッチなくマズマズきれい。
【ラベル】バブル浮き、書き込み、シミ汚れなくきれいです。
【テープ】古い品ですが「Sticky-shed syndrome」やたわみ・撚れなどもなく良好な状態です。通しでスプライス部のチェックはしていません。
ドロップアウト・スプライス・反転もなく、快適にサウンドを堪能できます。 NM -
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関 西:¥1000
関 東:¥1300
東 北:¥1600
北海道:¥2100
拙文を最後まで読んでいただき有難うございます。活かして頂いて ありがとう御座います